糸掛(いとかけ)とは
「糸掛(いとかけ)」は、別名「糸巻(いとまき)」とも呼ばれる水石の肌合の一種です。
非常に特徴的で見た目がわかりやすい肌合で、比較的柔らかい石質の石の表面に、硬い石英の線や脈が糸を巻いたような模様を描いている状態になります。


これはやわらかい部分が先に風化することで、より硬い石英の部分が浮き上がり、網状や筋状の模様が際立つのがためです。
入り乱れるように脈が浮き上がった肌合は、その石の魅力を一層引き立たせてくれます。
名品のような糸掛石にはまだであったことがありませんが、部分的に糸掛の肌合が出ている石には、まれに出会うことがあります。
毛細血管をおも思わせる、独特な魅力をもつ肌合をぜひ探してみてください。
糸掛の肌合を持つ水石の産地
糸掛肌を持つ水石の産地についてです。
静原賤機糸掛石(京都府・加茂七石のひとつ)、貴船糸掛石(京都府・加茂七石のひとつ)、秩父石(埼玉県)、仁淀川石(高知県)、佐治川石(鳥取県)、秋川石(多摩川支流・東京都)などで産出されることが確認できました。
上記以外にも産出される産地が見つかりましたら、追記いたします。