木粉粘土で台座を作る

木粉粘土で台座を作る 水石やってみた

水石を楽しむうえで、台座は欠かせない道具のひとつだと思っています。

しかし、本格的な台座を手に入れようとすると、職人さんにお願いするか、自分で作って腕を磨くしかありません。

とはいえ、初心者の自分にはまだちょっとハードルが高いので、まずは木粉粘土を使って、気軽に水石台座づくりにチャレンジしてみることにしました。

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木粉粘土台座で参考にした動画

まずは「いしとりチャンネルLORA」さんの動画で予習させていただきました。
とてもわかりやすくて、はじめての方にもおすすめです。

木粉粘土を用意して製作スタート

ダイソーで販売されている木粉粘土を用意し、作業を開始します。

水石をラップで包む

水石をラップで包みます
水石をラップで包みます

石をラップで包み、粘土を押し当てて台座の形を整えていきます。

粘土で石を包み込む
粘土で石を包み込み台座を形どっていきます。

最初はなかなかうまくいかず、結局3つになりました。

動画とは少し違って、石のまわりに粘土をペタペタ貼りつけていったのですが、これがけっこう大変でした。

粘土同士がくっつきにくく、強く押し付ければ形が崩れ、補強のために粘土を足すと、くっつかず。。。といったことを繰り返しました。

参考動画のようにやればよかったと思います。

乾燥 → 耐水ペーパーで整える

2日ほど乾かしてみたところ、底面が乾いていなかったため、さらに数日放置しました。

粘土を乾かす
粘土を乾かします。荒ぶる器になってます。。。

乾燥途中の画像を見ると、まさに縄文時代の人もびっくりするようなボコボコの「荒ぶる器」になってますね…。

乾燥後は、耐水ペーパー(#200 → #1000)を使って、形を整え、表面を滑らかにしていきます。

耐水ペーパーで粘土の表面を整える
耐水ペーパーで粘土の表面を整えます。

乾燥中の縮みと割れの補修

木粉粘土は乾燥の過程で大きく縮みます。

形を保持するために石を出し入れしながら乾燥させていたところ、台座の縁が割れてしまいました

粘土が縮んで割れてしまった台座
粘土が縮んで台座のふちが割れてしまいました。

そこで、削った木粉粘土のカスと木工ボンドを混ぜたもので補修を行いました。

*後述しますが、絵具などのノリが悪くなるので、ボンド補修は要注意です。

木粉粘土の削りカスと木工ボンド
ひび割れを補修
木粉粘土の削りカスと木工ボンドでひび割れを補修しました。

今回は「脚」はつけるつもりがなかったので写真のような薄さですが、もし「脚」をつけるのであれば底部をもっと厚めにした方がいいです。

色塗り・ニス仕上げ・完成

水性絵の具で着色し、上からニスを重ね塗りして仕上げます。

今回は、粗さをごまかすために下地の色に黒系と茶系の濃い色を選びました。

粘土の粉とボンドで補修した場所は、絵具の定着がわるくまだら状になりました。補修方法は要検討です。

ウォールナット色のニスを数回重ね塗りし、1日乾かして完成です。

絵具とニスを塗って台座が完成
絵具とニスを塗って台座が完成しました。

遠目で見ればそれなりの質感がありますが、近くで見ると粗が目立ちます。

それでも、縦長の石をしっかりと立てて飾ることができたのは、素直に嬉しく思いました。

木粉粘土の台座作りのメリット・デメリット

粘土や絵具・ニスの乾燥時間を除けば、作業時間はおおよそ2日間ほどだったと思います。

実際に作ってみて感じたメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

製作期間が短い

乾燥には時間がかかりますが、成形は比較的かんたんで、結果的に短時間で台座が作れました。

整形がラク

耐水ペーパーを軽くかけるだけで、形や表面を整えられます。想像していたより扱いやすかったです。

コスパがいい

紫檀などの木材に比べて、木粉粘土は圧倒的に安価です。
失敗しても気軽にやり直せるのがありがたいです。

工夫次第で“木っぽい質感”も出せそうで、見た目もなかなかです。

デメリット・注意点

乾燥の際にかなり縮む

乾燥の過程で、かなり縮んでしまいます。
そのため、石はしばらく台座にのせたまま乾かした方がいいです。

途中で石を外すと、いざ戻すときに入らなくなってしまうかもしれません。

ただ、石をつけっぱなしにすると乾燥が遅くなるし、縮む力でひび割れが入ることもありました。

木粉粘土台座の乾燥工程で縮みゆがんだ台座
乾燥工程で底部が縮みゆがんでしまいました。

削りすぎ注意

整形しやすいぶん、うっかり削りすぎると台座が小さくなりすぎたり、石との隙間が目立ってしまいます。

上から見ると少し不格好になってしまった部分もあります。

木粉粘土がくっつきにくい

ボリュームを出すためにちぎった粘土をくっつけようとしたのですが、なかなか馴染まず手間取りました。

ボンド補修は色ノリに注意

割れた部分を木工ボンドと粘土の削りカスで補修しましたが、その部分だけ絵具やニスのノリが悪くなりました。

補修には粘土を直接盛る方がよさそうですが、乾燥時間がさらに必要になるので迷いどころです。

はじめの一歩としては大満足

いろいろ試行錯誤しましたが、最初にしてはなかなか満足いくものができました。

次回は「脚」をつけてみたいです。やっぱり脚があると見た目がぐっと上品になりますね。

他の素材の粘土にも挑戦してみようと思っていますが、しばらくは木粉粘土の台座作りを楽しんでみたいと思います!

すいすいコメント

  1. ジョニー より:

    はじめまして。水石の魅力をインターネットで発信していただき、非常に感謝しております。
    なかなか業界の高齢化もあって、ネットでの発信が少ないのが現状でありますので、どうかこれからも継続して頂けると助かります。
    また素焼き粘土の方の台座作りも拝見いたしましたが、滝石の方の台座はとてもセンスがよく、石の魅せ方をよくわかっていらっしゃるようで、どうぞこれからも継続して頂ければ大変嬉しく思います。
    少々長くなりましたが、これからのご健闘をお祈りしております。

    • みずのいし まなぶ より:

      はじめまして。
      コメントをありがとうございます。
      水石を勉強し始めてまだ間もないですが、その魅力にどっぷりはまっております。(養石の時間を思うと、もっと早くから知っておけばと悔しく思うことがあります。)
      いろいろな人に水石を知ってもらおうと思っており、引き続き記事をアップしていこうと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

      また、台座に関してお褒めいただき、ありがとうございます。
      拙いながらもいろいろ挑戦しようと思っておりますので、楽しんでいただければ幸いです。

      また何かありましたら、どうぞコメントくださいませ。
      引き続きよろしくお願いいたします。

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