洞門(どうもん)について

水石の洞門(どうもん)について

水石の「形による分類」は、石の形状に注目し、山・滝・島などの具体的な自然風景や姿に見立てて分類する方法です。
このページでは、その名の通り段々を持つ「洞門(どうもん)」に関して紹介いたします。
*洞門石という場合もあります。

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洞門(どうもん)とは

自然界では、海や川の浸食によって岩壁に空いた穴や、アーチ状にくぐり抜けられる岩のトンネルを「洞門(どうもん)」と呼びます。

https://www.pakutaso.com/20220304066post-38434.html

断崖や岩礁にできた洞門は、長い年月をかけて自然が彫り上げた造形であり、とても神秘的で人を引き付ける佇まいです。

同様に、水石の世界でも「洞門」は、石の表面や内部に自然にできた孔(あな)や空洞のある形を指します

その姿がまるでミニチュアの岩門や、洞窟の入口のように見えることから、「洞門」と呼ばれるようになったと思われます。

その他、「水門」と「洞門」を分けて分類している場合もあったようです。

八海山石 第62回 日本水石名品展にて
八海山石(水無川石) 第62回 日本水石名品展にて
八海山石 第62回 日本水石名品展にて
八海山石(水無川石) 第62回 日本水石名品展にて

洞門の特徴

洞門の特徴は、石に開いた「穴」や「抜け」、そして「くぐり感」によってもたらされる、空間の美しさや奥行き感にあると思います。

八海山石 第62回 日本水石名品展にて
八海山石 第62回 日本水石名品展にて

もともと水石では、石に穴が開いている状態を「抜け」と呼び、珍重されてきました。

「抜け」や「門構えのようなフォルム」は、そう多く見られるものではなく、洞門もまた、同じように珍しい景の水石のひとつです。

実際、探石中に「抜け」や「門構え」のような石に出会うことは、ほとんどありません。

一部が欠けていたり、ソゲていたりする石が洞門のように見えることはありますが、どちらかというと、ただの隙間のように感じられてしまうことが多いです。

ネット上に掲載されている洞門の写真を見ていると、大きくうねるように「エグレ」ていたり、「ソゲ」ていたりする石の方が、迫力のある洞門として見えることが多い印象です。

八海山石 第62回 日本水石名品展にて
八海山石 第62回 日本水石名品展にて

しっかりとした「門構え」も魅力的ですが、こうした自然なうねりや削れのある石にも、味わい深い洞門の景が宿っているように思います。

ぜひ、探石のなかでそんな洞門に出会ってみてください。

*ページ途中に名品展の水石画像がありますが、もしかしたら洞門ではないかもしれません。銘がなかったので判断に迷いましたが、形状から洞門と思い、掲載させていただきました。いずれにせよ素晴らしい水石であることは間違いありませんので、念のためお伝えさせていただきます。

水石の形一覧

その他の水石の形は一覧ページでご確認ください。

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