先日探石に行った際に、いつもの梨地肌を持つ多摩川石とは少し違った梨地の石を見つけました。
うっすらと褐色を帯びたような色合いの梨地石です。
「これが金梨地になるのかな?」なんて思い手に取りました。
さらに、梨地っぽさがありつつ、ホルンフェルス特有の黒みがほとんど見られず、黄色〜金色を思わせる肌合いの石も見つかりました。
「もしかしたら、これ、ホントに金梨地かも!?」とドキドキしながら持ち帰り、見比べてみることにしました。
金梨地とは
梨地肌の中でも、孔(穴)の部分が褐色(金色)を帯びる場合があり、これを「金梨地」といいます。
なお、銀色の場合は「銀梨地」といい、金も銀も普通の梨地肌の石よりも珍しい肌合になります。
Instagramでも金梨地の掲載画像数は少ないです。(銀梨地は見当たりませんでした)
やはりなかなか見つからないんですね。
投稿では「養石していたらいつの間にか金梨地になった」などのコメントもありました。
手持ちの梨地石を確認
改めて手持ちの梨地石を確認してみます。

左はお気に入りの「ぽっこり梨地の山形石」です。
底面以外は梨地に覆われた、小ぶりの素敵石です。

一番右は、先日探石で見つけたうっすら褐色を帯びた梨地肌の石。

そして最後、真ん中が件の金色っぽい肌を持つ石です。

それぞれの石の肌の様子をよく見てみるために、便利ルーペを使って、拡大して観ることにしました。
このルーペはLEDライトとブラックライトがついており、鉱物などをさっと確認するのにとても便利なのです。


梨地石を順番に見比べてみた
スマホラメラにルーペを添えて、最初はポッコリ黒梨地を確認してみました。

孔(穴)の部分は黒ではなく薄い灰色っぽいですね。
若干褐色に近しい箇所がありますが、金には遠そうです。
つぎに褐色を帯びた石です。梨地です。

孔(穴)の部分の色は先ほどと違い、褐色部分が多いです。
これが広がって金梨地になるのでしょうか?
いずれにせよ、まだまだ金には遠いと思いました。
いよいよ最後の石です。
なんとなく梨地だと思ってましたが…そもそも梨地なのでしょうか?確認してみます。

おお、ちゃんと梨地肌でした!
しかも色は先ほどよりも黄色に近い印象です!
その他の特徴としては、独立した孔(穴)が他2石よりも少なく、複数の孔(穴)がくっついているところが多い印象です。

孔(穴)がくっつき面を形成しており、これが全体が黄味がかったように見える正体だと判断しました。
やっぱりこの石は金梨地の可能性が高いです。
水を打って確認してみた
水を打ち、「濡れ色現象」で本来の色を確認してみることにしました。

ルーペで確認してみます。

おおお!
先ほどよりもより鮮やかで、輝いて見えますね!
周りの色が濃くなった影響もあるかもしれません。
どちらにせよ、とてもきれいです。
やはりこの石は「金梨地の肌合」を持つ石だと改めて思いました。
この色と色バランス・肌の感触を覚えておき、今後はより景がはっきりした金梨地石を探してみたいと思います!
金梨地石はお手入れが大変とのこと
金梨地石は扱いに注意が必要とコメントで教えていただきました。
手油がついたりすると、せっかくの金色がくすんでしまうとのことです(お手入れが大変になる)。
写真では何も気にせずペタペタ手持ちをしていますが、きれいな金色がくすんでしまっては残念ですので、今後は丁寧に扱っていこうと思います。


すいすいコメント
いつも楽しい記事をアップして下さりありがとうございます。
多摩川の金梨地は「金粉をまぶしたような」と表現されることが多いですね。
画像最後の石も金梨地で良いかと思います。
又これは多摩川に限りませんが特に金梨地石は手入れが大変で、安易に手脂など付けるとダメになってしまうこともあるそうです(色がくすんだりします)。お気を付け下さい。
今後の投稿も楽しみにしております。
こんにちは。
こちらこそ、見ていただきありがとうございます。
拙い文章が多いかと思いますが、楽しんでいただけているみたいで、なによりです。
また、コメントもありがとうございました。
「金粉をまぶしたような」とは言い得て妙ですね。
こんなに金色に見えるとは思っていませんでしたので、撮影の際は驚きました。
手入れ・手油の件、教えていただきありがとうございます。
全く知りませんでした。
べたべた触ってましたが、色がくすんでしまったらもったいないので、気を付けて扱うようにいたします。
いろいろ調べながら楽しんでいますが、なかなかに情報が少なく、今回のような情報をいただけるのはありがたいです。
また何かありましたら、どうぞ教えてくださいませ。
今後ともよろしくお願いいたします。